おすそわけ備忘LOG

僕の脳内アウトプット

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「危険なサメ」から身を守るための対策と対処法

   

2015年夏。日本近海に多くのサメが出没し、多くの海水浴場が大打撃を受けた。楽しみにしていた海水浴が中止になって残念な思いをした人も多いのではないだろうか?


安全を考慮して海水浴場を閉鎖するのは当然の事。リスクを背負ってまで行楽に励むなど言語道断。

しかし、ある疑問が僕の脳裏に走った。

「サメがいるのは当たり前じゃないか?海なのだから」

ぶっちゃけ言うと日本の海には沢山のサメが生息しているし、憶測にすぎないが、皆が楽しそうにはしゃいでいる海水浴場の近くにもウヨウヨとサメは存在しているだろう。


僕は釣りをするのだが、海水浴場からほど近い距離にある釣り公園では2メートルほどの「シュモクザメ」が当たり前のように釣れる。岸から100メートルも離れていない桟橋でだ。


そこに海がある限り、サメはもちろん多くの海洋生物は当たり前のように存在している。魚たちのテリトリーに足を踏み入れるのだから文句を言うのは筋違いというやつだ。


例年も沢山のサメは接岸しているが、2015年に関しては公に騒ぎになった事で注意する人が増えたのだろう。温暖化の影響で数は増えているのかは知らないが、過去にサメがいなかった。と言うのは間違っていると思う。



しかし、日本の海水浴場でサメに襲われる事故とても稀であり、多くの場合人とサメがパッティングする機会すらないだろう。人がサメを恐れているように、サメも人間を恐れているのだ。


だからといってサメに関するリスクを無視するのは極論だと思うので、この記事では「人にとって危険なサメから身を守る対策方法」に関して書いていく事にする。

過剰にサメを怖がらず、一つの護身方法として身につけておいて欲しい。

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サメの生態を知る

サメ1


前置きが長くなってしまったが、サメのリスクを知る上でサメの生態を無視する事はできない。

多くの人は「サメ」を恐怖の対象として見ているが、決してそうではない事を知った上で知識を得てもらいたい。まずはサメの生態を知っていこう。



サメの種類



「サメ」という生き物を一括りにしている人は多いが、大人しいサメ、人懐っこいサメ、凶暴なサメ。と、サメにも沢山の種が存在する。

世界中に分布するサメの種類は400種以上にもなると言われている。


有名なのは「ホホジロサメ(映画ジョーズのモデル)」、「ハンマーヘッドシャーク」、「ジンベイザメ」など。特にジンベイザメは水族館で飼育されている事もありポピュラーなサメと言える。


人を襲うサメの種類



400種類のサメの中には、残念ながら人を襲ってしまう(襲った事のある)サメも存在する。おおよそ10種類は人を襲うリスクがあるのではないか?とされている。


取り違えてはダメなのは、決してサメは人間を餌として認識している訳ではないということ。もちろん例外もあるだろうが、ほとんどの場合は人間と他の獲物を見間違って攻撃しているとされている。


サーファーを水中から見ればアザラシのようなシルエットに見える。ホホジロサメなどの大型のサメはアザラシが大好物、大好きなモノが水面にあると勘違いしてしまい、攻撃してしまう。


サメは食べれるかどうかを一度噛み付いて確かめる習性がある。サメに襲われて生き残っている人が多いのはこの習性のためだ。サメからすれば甘咬みだとしても、人間からすれば致命傷になる。

いずれにせよ、サメに噛まれるのはゴメンだ。


では、400種を超えるサメの中で一般的に「人喰いサメ」とされているのはどの種なのだろうか?人間にとって最も襲われるリスクの高いサメをピックアップする。


ホホジロサメ

ホホジロサメ
画像引用元:ホホジロザメは長生き、従来の推定より3倍以上


言わずと知れた海の猛者。人食いサメの代名詞ともされる存在ではないだろうか?

映画「ジョーズ」のモデルとなっているサメであり、その見た目、凶暴性、事故率から人に嫌われ駆除され続けている。人間は本当に勝手な生き物だと感じさせられる。

自分たちに都合が悪くなれば駆除し、存在をも消そうとする。いまやホホジロサメは絶滅の危機にさらされているのだ。


とはいっても人間を襲うリスクはとても高く、万が一コイツと遭遇してしまった時は覚悟を決めたほうが良い。アメリカや南アフリカで発生するシャークアタックの大半はホホジロサメである。


外洋性ではあるが、人間が立ち入れる岸よりにも接岸する事があり、水深が浅いからと安心する事はできない。コイツの生息域には足を踏み入れないほうが懸命だろう。



オオメジロザメ

オオメジロサメ
画像引用元:沖縄美ら海水族館 危険ザメの話


水族館でも飼育されている事もあり、比較的知名度の高いサメではないだろうか?

危険な印象が薄いであろう「オオメジロサメ」ではあるが、全長が4メートルを超える個体もおり、雑食性で性格は非常に獰猛。人間への被害リスクが一番大きなサメである事は間違いないだろう。


日本でもオオメジロザメによる死亡事故が発生しており、注意が必要である。


オオメジロザメが危険なのはこれだけではなく、淡水でも生息可能な体を持っている事。想像もつかないだろうが、川でサメに遭遇する可能性も否めないのだ。

現に日本でも沖縄の川にオオメジロザメは出現しており、釣り人に釣り上げられた事もある。



イタチザメ

イタチザメ
画像引用元:イタチザメ


オオメジロサメ同様雑食性で非常に攻撃的な性格をしている。胃からナンバープレートやタイヤのゴムがでてきた事もあり、とにかく何でも食べるたべる。人間に遭遇した時も、とりあえず食べてみよう。ぐらいの勢いで噛み付かれるかもしれない。


水深が3メートル以下の場所にも平気で出没するので、海水浴場だからといって安心してはいけない。すぐ足元にコイツがいる可能性もある。


被害の多さもオオメジロやホホジロと同様に多く、注意すべきサメである事は間違いない事実だ。



ハンマーヘッドシャーク

シュモクザメ


奇抜な見た目と、100匹以上の群れを成す事からダイビングで人気のあるサメではあるが、人を襲った事例もあり油断は禁物だ。

日本の海水浴場でサメがでた。と騒がれた時はハンマーヘッドである場合が多く、群れで行動する事もあり数十匹単位で目撃される事になる。


大きさは4メートルを超えるモノもいるが、近海で目撃されるのは1〜2メートルが多い。サメは自分の体長より大きなものは捕食しないと言われているので、2メートル以上のコイツを目撃した場合は注意が必要だ。


見た目は愛らしくても、サメはサメ。遭遇すれば噛み付かれるリスクは0ではない事を認識しておこう。



サメの視力



サメの大部分は視力が悪いとされている。中には人間以上の視力を持つサメも存在しているようだが、基本的には「ほとんど見えていない」と認識するのが一般的だ。

それゆえ捕食対象ではない人間に噛み付いてしまう事もあり、大きな事故に繋がっている事実もある。


※最近の研究により、サメの視力はとても良いという意見もでている。


サメの聴力



魚類は意外と聴覚に優れている事が多い。サメも例外ではなく、聴力に長けているとされる。


数キロ離れた場所で発した音に反応し近づいてくる事もあり、水面でバタ足をしているとサメが寄ってくる可能性は十分考えられる。

バタ足は見た目にも「弱った魚」を演出してしまう事もあり、シャークアタックのリスクを自ら高めてしまっているといえる。


サメの嗅覚



サメは嗅覚も優れている。

有名な話では、水で限界まで薄めた血の匂いでさえも嗅ぎ分け、数キロ先から獲物を求めて寄ってくる。というモノがあります。

これは紛れも無い事実なのだ。


例えば怪我をしている人が海水浴を楽しんでいたとしよう。それだけで数キロ離れた場所にいるサメをおびき寄せてしまう可能性すらあるのだ。

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サメに襲われないように対策しよう

ホホジロサメ2
画像引用元:ホホジロザメと一緒に泳ぎ、その笑顔を激写し“サメは全然怖くない”と猛アピールしているダイバーが話題に!!


異常にサメの存在を恐れすぎてマリンスポーツを楽しめないのは非常に勿体無い。

海でサメに襲われる可能性は「海で雷に打たれる可能性」よりも低いとされる。確立での話にはなるが、サメに襲われる確立なんて微々たるものだ。道中の車で事故を起こす可能性のほうがよっぽど高いと言えるだろう。


しかし、サメに襲われる可能性が0ではないのも事実。


海を楽しむためにも、できるかぎりサメに襲われる可能性を0に近づけるために対策しておこう。


沖に出すぎない



サメが岸に接岸してくる可能性もあるが、基本的には程よい水深があり、餌が豊富な沖に生息していると考えるのが自然だ。

サメに襲われない確実な方法は、「サメに出会わない事」。サメとの接触を避けるために沖まででない事をオススメする。


海水浴場ではネットが張られていたり、ブイが立てられたり。危険ではないと判断された所以上への立ち入りを制限している場合が多い。それ以上首を突っ込むのはやめておこう。



1人で泳がない



サメも動物。基本的には臆病な奴だ。自分に勝ち目がないほど複数でいる獲物にわざわざ近づこうとはしない。勝てる戦いしかしないのだ。


広い海に単身で泳いでいる人間は、サメからすれば格好の獲物に見える事もあるだろう。群れからはぐれた弱くてどうしようもない奴。サメの思考はこうなるだろう。


最低でも2人以上で、なおかつ人の多い場所で遊泳するように心がけよう。


怪我は禁物



前述した通り。サメは嗅覚が優れており、特に血の匂いには敏感だ。

そんな危険なハンターがいる場所で血を流すのは自殺行為そのものであり、自身だけでなく周りの人をも巻き込んでしまう事になるので絶対にやってはいけない行為だ。


怪我をしている状態で海に入らないのはもちろんの事、女性の場合は生理中の遊泳は避ける事が大事だ。



用を足さない



汚くいえば小便をしないと言うことだ。

いちいち陸に上りトイレに行くのは面倒。海で用を足してしまう人は多いだろうが、この行為がサメをおびき寄せる事になるのだ。

小便には血が混じっており、その匂いを嗅ぎつけたサメが岸に寄ってしまうのだ。



動物と海に入らない



海水浴場で犬と一緒に泳いでいる人を見かけた事はないだろうか?

実はこの行為はサメを寄せてしまうリスクを秘めており、とても危険な行為なのだ。


人間とは違い、犬等の動物は独特な匂いを放っている。人間には分からずとも、サメのように匂いに敏感な生き物はその匂いに過剰に反応する事になる。


犬を目的によってきたサメにより、人間が被害を被る可能性は無きにしもあらず。できる限り動物との遊泳は控えておくほうが身のためだ。



金属を身につけない



サメを含む肉食動物は光物に反応する習性を持つ。

釣りの話にはなるが、キラキラ光るものをアクションさせながら動かしていると様々な魚がヒットする。ルアー釣りというのだが、肉食魚が持つ習性を利用した釣法になる。


サメも同様、光るものに反応するし、ルアー釣りをしていてヒットする事もある。


そう考えると、光物を身につけての遊泳がどれほど危険なものかが分かるだろう。サメ以外にもダツが突進してくるなどの被害も考えられるので、海水浴中はオシャレをしないようにしておこう。



サメに襲われた時の対処方法

ホホジロサメ3
画像引用元:ビーチにサメ


できればサメに襲われるなんて経験をしたくはないが、万が一襲われてしまった時の対処方法を知っているかどうかで生死が分かれるかもしれない。

一応の知識として頭の中に入れておこう。(安全の保証はない、運任せの要素大)


パニックにならない



自分を食べようとしている大きなサメを目の前にパニックになるな。と言う方がどうかしてるとは思うが、冷静に対処しなくては助かるものも助からなくなる。

しかも肉食動物は動くものに過剰に反応する。パニクッて暴れれば自ら食べられる可能性を上げていると言えるだろう。


背を向ける事は絶対に避け、自分はお前(サメ)より強いんだ。というアピールをする事がとても大事で、とにかく弱い所を見せないよう頑張りましょう。サメが怯えてくれる事を祈りながら。


鼻を殴る



人間も鼻にストレートパンチを食らったらまともに立つ事も困難になるだろう。サメも同じで、鼻先にパンチされる事は苦手なのだ。

魚には痛覚がない。よって痛みを感じさせる事はできないのだが、サメの鼻先には複雑な器官が通っており、要は弱点なのだ。

自分の出せる最大限のパンチをお見舞いしてやろうではないか。


祈る



結論を言ってしまうと、サメのような大型動物に人間が素手で勝てる要素など微塵もない。幼稚園児がボブサップと戦うようなもので、無謀な挑戦なのだ。

最早「祈る」しか方法はないのだ。


一つだけ知っておいて欲しいのが、不運にもサメに襲われた人の生存率は案外高いという事。もちろん無傷で生還するのは難しいかもしれないが、命まで取られる事例は少ないのだ。



最後に



ここまで読み終えた頃にはサメに対する恐怖心が増していると思う。もう海には入りたくない。そう思った人も多いのではないだろうか?


でも僕はそれぐらいの気持ちを持っておいたほうが良いと思っている。サメも自然界の一員、自然を相手にする時は人間など遥かに小さなもので遥かに愚かなものだ。

「サメなんて怖くねーよ」と空言を言っているような奴よりは、「サメこえーよ」と言っている人のほうが遥かに正論だ。正論を言う人が増えるほど、サメによる事故も少なくなると思う。


ただ、海水浴を含めマリンレジャーはとても楽しいものだ。サメへの恐怖心で避けて通るのはとても勿体無い。サーフィン、ダイビング、シュノーケリング、海には沢山の楽しみがある。


サメへの先入観に縛られず、ぜひマリンレジャーを楽しむようにしよう。

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